腰椎すべり症・変性すべり症｜奈良県磯城郡の鍼灸整骨院

腰椎すべり症・変性すべり症とは？

腰椎すべり症は、何らかの原因に腰の骨がずれてしまう病気です。その結果、腰痛や脚の痛みやしびれなどのさまざまな症状を引き起こします。また腰椎すべり症には、腰椎分離すべり症と変性すべり症の2種類に分けることができます。
分離すべり症は、成長期のスポーツ選手に発症しやすい腰痛の一つで、椎弓と呼ばれる腰椎の後方部分が分離した状態で、変性すべり症は、加齢に伴い骨と骨の間にある椎間板や靭帯など、腰椎を安定化している組織が変性したことでずれてしまった状態を指します。
腰椎分離症は、腰痛の原因でもあり、体幹の前屈・後屈・回旋の動作を繰り返すスポーツに多くみられる疾患です。
腰椎分離症は、成長期のスポーツ選手に発症しやすい腰痛の一つで、椎弓と呼ばれる腰椎の後方部分が分離した状態で、
疲労骨折が原因と考えられております。長期間の経過観察をする必要性があります。
好発部位としては、第5腰椎に発生しやすく、両側性の場合も多くみられます。
好発種目は、野球・バレーボール・バスケットボール・サッカー・柔道・ラグビー・ウエイトリフティングなどがあり、頻回に体幹の前屈・後屈・回旋を行うスポーツに多くみられます。
好発年齢は、13〜14歳のジュニア期をピークに、男子の発症が圧倒的に多くなっています。
腰椎変性すべり症は、腰部脊柱管狭窄症と同じような症状が出ます。
少ない距離なら歩けるのですが立ったり・歩いたりしているとお尻や太ももの部分が痛くなって、歩けなくなります。しかし、少し休むと歩けるようになるのが特徴でもあります。
「背中をそらす動作で痛みが強くでる」
「臀部に鈍い痛みや重だるさを感じる」
「大腿の外側に鈍い痛みや重だるさを感じる」
「運動をすると症状がきつくなる」
「立っていると下肢のしびれや痛みがひどくなる」
「後ろにそる体勢がつらい」
「しばらく歩くと下肢にしびれや痛みが出て歩けなくなるが、少し休むと治ってまた歩けるようになる為、歩いたり休んだりを繰り返す（間欠跛行）」
「前かがみになったり座ったりするとラクになる」
青色が腰椎分離すべり症で緑が腰椎変性すべり症です。
上記以外にも腰椎分離すべり症・腰椎変性すべり症でお悩みの方は多いと思います。
腰椎分離すべり症・腰椎変性すべり症は正しい治療・リハビリトレーニングをおこなえば必ず改善します。
なので、腰椎分離すべり症・腰椎変性すべり症で不安を抱えている場合や、大切なご家族やご友人に腰椎分離すべり症・腰椎変性すべり症でお困りの方がおられる方は最後までお読みください。

腰椎分離すべり症・腰椎変性すべり症の症状

腰椎分離すべり症の症状は、発生段階によって異なりますが、初期の場合は、腰を反らせたときに狭い範囲に限られた痛みを感じ、ほとんどがスポーツ中やスポーツ直後に腰痛を感じます。
完全に骨が折れてしまい、痛い状態のまま長期間放置していると分離が完成してしまい、分離部は偽関節というグラグラな状態となり、治りにくくなってしまいます。この際には、主に腰痛や下肢痛が生じます。この時の腰痛は分離部の炎症と考えられており、また偽関節となった分離部は、周囲に骨の棘（トゲ）が発生し、神経と接触することで下肢痛を引き起こすこともあります。
そのほかには、長時間座っていたり、立っていたりしても自覚症状があり、さらには歩行時にも下肢痛やしびれなどの症状が出てくることもあります。
腰椎変性すべり症の主な症状は、痛みよりしびれが多いです。
腰椎変性すべり症の3つの病態の特徴
馬尾型：馬尾神経を圧迫する病態
馬尾神経を圧迫する病態である馬尾型では、両側の足のしびれや脱力感などがあります。
神経根型：神経根を圧迫する病態
神経根を圧迫する病態である神経根型では、主に片方の足の痛みやしびれがあります。
混合型：神経根・馬尾神経ともに圧迫する病態
馬尾神経と神経根が同時に圧迫される混合型で、上記の両方の症状が現れます。
腰椎変性すべり症の特徴的な症状としては、間欠跛行です。
間欠跛行は、しばらく歩くと痛みやしびれが現れてしまうために歩行が困難になり、少し安静にすると再び歩くことができるという症状のことをいいます。
また、自転車に乗ることは可能な方が多いのも特徴です。自転車は前かがみ動作なので、症状が現れないのです。
腰椎変性すべり症は後ろにそる体勢は困難になります。または、腰痛や、頻尿などの排尿障害が生じることもあります。

腰椎分離すべり症・腰椎変性すべり症の原因とは

腰椎分離症の原因は、後天的には腰部の繰り返しのスポーツ動作によるストレスで起こる関節突起間部の疲労骨折であり、発育期のオーバーユーストレーニングによる場合が多いが、体の硬さや体の使い方の悪さもストレスを増強してしまう原因でもある。
また、両側性分離症の場合は、将来的に腰椎すべり症に移行しやすいのでさらなる注意が必要となる。
先天的には遺伝によって腰椎が弱く、発症的に分離していることもあります。
腰椎変性すべり症の原因は、加齢に伴い骨と骨の間にある椎間板や靭帯など、腰椎を安定化している組織が変性したことでずれてしまった状態を指します。

当院の腰椎分離すべり症・腰椎変性すべり症の治療

⒈問診

症状により、スポーツの種類や内容、その他日常生活の環境、癖等を詳しくお伺いする必要があり、あなたの取り巻く環境などをお聞かせください。

⒉検査

整形外科学検査で把握します。アライメント異常・体の柔軟性・可動域など体の歪み・使い方の検査も行います。
⒊施術

腰椎分離すべり症・腰椎変性すべり症による施術は検査結果をもとに、手技療法・超音波治療器・ハイボルテージ・振動覚機器などを使用し硬くなったり・バランスが崩している筋肉や関節にアプローチしていき筋肉を柔らかくしてバランスを整えていきます。

4.運動療法
治療と併用する形で筋肉が弱くなってしまったり、姿勢などを支える筋肉をうまく使えていない状態や体の柔軟性や可動域などが低下してしまっている場合、または体の使い方が悪い方・腹圧が弱い方には運動療法を行います。

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